ロシアでの17日間への準備

8月27日から9月13日までの間、ロシアへ旅行に出ていました。

東京→ウラジオストク→モスクワ→サンクトペテルブルク→東京

という経路でした。

ウラジオストクからモスクワまではシベリア鉄道で移動しています。

ここではそのために準備したことを綴っていこうと思います。

 

観光ビザの取得

  • バウチャーを入手する

在日ロシア連邦大使館によれば、ロシアビザを申請するためには旅行会社が発行するバウチャーのコピーを申請用紙、パスポートと一緒に領事部へ提出する必要があります。

本来ならば旅行会社やビザ取得の代行業者を通じて、交通機関やホテルその他の料金を払い込んだ上でバウチャーを発行してもらうのが筋ですが、旅行会社では個人旅行よりも高くついてしまうパッケージツアーしかないのと代行業者では1万円前後かかってしまうのとで個人で取得する方法をとりました。

今回は他のブログでも広く紹介されているTravelRussia.suを利用しました。空バウチャーと呼ばれる事前に行動予定を決めずに発行できる、建前は正式のバウチャーを発行できます。シングルエントリーで12米ドルでした。

宿泊するホテルの欄があり、予約も払込も済んでいないホテルを入力できますし、実際に選べるようになっています。一応実存するホテルを表示しているようですが、入出国審査で問い詰められるのを恐れて私は予約済みのホテルを入国しました。

欄を埋めるとバウチャーの送付方法を選択するよう要求されます。ここではEメールを選択しました。送られてきたPDFファイルを開きましたが、ホテルの所在地欄が枠をはみ出し他の欄を潰してしまっていたため、訂正するよう返信するときちんと直してもらえました。トラブルが起きた時のために2日余計に延ばして作ってもらっています。大使館でビザを受け取ると、領事部の良心からかもう1日余計に伸びていました。

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↑ 訂正前のバウチャー

  • ビザの申請
バウチャーを入手し、今度は申請用紙に記入して行きます。ロシア大使館のページからオンライン査証申請フォームへのリンクがありますので、案内に沿って入力し、ダウンロード、印刷ののち写真を貼り付け署名欄に署名してバウチャーと共に大使館へと出向きます。
領事部はロシアの祝日を除く平日の9時半から12時半までしか開いていませんので注意しましょう。
2015年7月の時点で、申請日から2週間後の受け取りですと無料で取得することができました。
 

東京→ウラジオストク

8月の時点で東京とウラジオストク直接結ぶのはS7航空のみでしたが、11月現在でもこの1社のみのようです。仁川経由や北京経由なら毎日飛んでいるのですが、直行便に比べて1万円前後高かった記憶があります。

私がシベリア鉄道で乗った列車は隔日の運行であったため、ウラジオストクでは1泊で済むよう成田―ウラジオストク間の週3便の運航と突き合わせました。

11月現在でもウラジオストク線は火、木、日曜日の運航のようです。

スケジュールの調整が早めについたため航空券も早めに購入することにしました。日本とロシアを結ぶLCCが存在しないので、格安航空券でも空席状況で値段が変動するということはあまりなく、早ければ早いほど安く買えると踏んだためでした。約3万円。

今回、直接S7航空のホームページから購入しました。

www.s7.ru

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iOSからアプリも出しており、ここからも買うことができるようです(Androidは未確認)。

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ウラジオストク→モスクワ

今回の旅行の目的の一つ、シベリア鉄道です。

ウラジオストクとモスクワを結ぶ代表格の列車といえばロシア号(№ 001М)であり、夏期のベストシーズンは毎日運行されているようでした。しかし同じ3等車(Плацкартный プラツカルトヌィ)でも1万円近く差があったのと、ロシア号ではモスクワの到着が早朝になってしまうのとでこちらではなく№ 099Э(愛称なし)の3等を買うことにしました。

 初め、ロシア鉄道(РЖД)から直接買おうとしたのですが、経済制裁の影響もあってかクレジットカードが使えず断念しました。そこで手数料が1000円ほどかかるもののRussian Trainsを使うことにしました。

 

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12月2日発のウラジオストク→モスクワの列車を検索してみましたが、夏に走るものよりかなり安いですね。

ロシアでは列車はすべてモスクワ時間で運行されています。上の画像で001Mは04時02分発と書かれていますが、ウラジオストクはモスクワと7時間の差がありますので現地時間では11時02分に発車します。

夏期に走る列車でしたので、実際には3万1000円ほど払いました。

2等車はクペー(Купе)と呼ばれる4人で1室のコンパートメント、1等車は2人個室でして、LUXとして案内されています。

3等車は日本のB寝台に、廊下を挟んで線路と平行にまた2段ベッドが並んでいると説明すれば分かっていただけるでしょうか。

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↑酔っ払いのロシア人とインド人

このようにベッドが並んでいます。バケツを持った人物は車掌です。こまめに床とトイレを掃除してくれます。 

 

モスクワ→サンクトペテルブルク

こちらもRussian Trainsで予約しました。モスクワ―サンクトペテルブルク間は大幹線のようで、高速列車の「サプサン(Сапсан)」が約4時間で駆け抜けます。もちろん在来線の予約も選り取りみどりです。私は2階建て車両の列車の「上段」を予約しました。これで2階からゆっくり車窓を眺めることが出来る……と思っていましたが、2段ベッドが1階と2階それぞれにあったため、1階の「上段」で眠る羽目になってしまっています。約1万円。

 

サンクトペテルブルク→東京

悪評高いエクスペディアを利用し、プルコヴォ(サンクトペテルブルク)→アタテュルク(イスタンブール)→成田の航空券を購入しました。全区間ターキッシュエアラインズという大名のような行程ですが、これで東京→ウラジオストクとほぼ同じ3万円でした。フルサービスキャリアなのになぜこの値段で売られているのか見当がつきませんでしたが、落ないことを願いながら支払いを済ませました。

 

その他バックパックに詰めていくもの、小物の購入等ありますが、気が向いた時にまた書くと思います、今日はここまで。